以前、数秘術を使って自分を知るという記事で渋沢栄一さんを例に挙げ、その生年月日や名前から導き出した数字をオーラソーマのボトルに置き換えて読み解く【オーラソーマ数秘術】について書きましたが、実は渋沢さんのほかにも様々な分野で活躍されている方々についても少し調べていたんです。するとリーダーとなって人々を牽引していく人にもいろんなタイプがあることがわかりました。
今回から『数秘術で知るリーダーのUTSUWA』というタイトルで、各分野のリーダーとして有名な方々の人物像をオーラソーマ数秘術を使って、これまでとは異なった視点からひも解いていくシリーズを始めます。まずタイトルにある〈UTSUWA〉とは「あの人は器が大きい」という時に使う器を指しますが、今回はその大小ではなく、その人の器のさまざまな形や深さ、その材質や色などに注目したいという理由から〈UTSUWA〉という表記にしました。
記念すべき第一弾は松下電器産業株式会社(現.パナソニック株式会社)を創業した故.松下幸之助氏です。今回はその前編をお送りします。彼の手腕は電機産業界だけにとどまらず、コンビニの雑誌コーナーでも販売しているPHP研究所という出版社を創設したり、さらに85歳からは松下政経塾を設立して多くの政治家や企業経営者、社会起業家や研究者などを輩出したとてもエネルギッシュな方ですが、ジャーナリストの田原総一朗さん曰く、『聞き上手で、相手を引き込む達人』だったそうです。各関連サイトにも松下さんの考えや名言などが載っているようなので、興味がわいた方はぜひサイトを覗いてみて下さいね。
生年月日と名前から関連する数字を出す。
まず最初に松下幸之助さんの生年月日と名前に関連する数字を出してみましょう。
A. 生年月日から導き出した数字(ライフ・パス・ナンバー)=個人の資質・才能・能力
松下幸之助さん 1894年11月27日生まれ
1+8+9+4+1+1+2+7=33
33→3+3=6
松下幸之助さんのライフ・パス・ナンバーは33になります。
※33はマスター・ナンバーですが、6も参考にみます。
B. 名前から導き出した数字 ※赤文字は母音、青文字が子音です。
MA TSU SHI TA
41 213 189 21
KO U NO SU KE
26 3 56 13 25
①母音からの数字(ソウル・ナンバー)=内なる数。魂の本質。
1+3+9+1+6+3+6+3+5=37
37→3+7=10 → 1+0=1
松下幸之助さんのソウルナンバーは1になります。
②子音からの数字(パーソナリティー・ナンバー)=外なる数。他者から見た自分。
4+2+1+1+8+2+2+5+1+2=28
28→2+8=10 → 1+0=1
松下幸之助さんのパーソナリティ・ナンバーは1になります。
③総数(①+②)からの数字(ディスティニー・ナンバー)=運命数。使命。
37+28=65 → 6+5=11 → 1+1=2
松下幸之助さんのディスティニー・ナンバーは11になります。
※11はマスター・ナンバーですが、2も参考にみます。
自由で独創的な発想を持ち、エネルギッシュで茶目っ気のある人。
それではすべての数字を出したところで、今回は生年月日から導き出したライフ・パス・ナンバーから、松下さんの資質・才能・能力を見ていきましょう。松下さんに関連する数字は33と6です。
但し最初にマスターナンバーの解釈について少し説明しておかなければなりません。私が参考にしている「数秘術完全マスター・ガイド」伊泉龍一・斎木サヤカ共著には以下のような記述があります。
つまり、マスターナンバーの解釈はいろいろあるようですが、2000年の前と後とでは必然的に採用される数字の量(桁数)が異なるため、2000年以降に誕生した人は必然的に33の出現率が低くなるということです。ということは、もちろん44や55などが出現することも理論的に難しいということがお分かりいただけると思います。私は松下さんのライフ・パス・ナンバーとして33も採用していますが、それはオーラソーマのボトルに置き換えて色の意味で読み解くことを重要視するため、あえて33をマスターナンバーと見なし、6の補足にしています。
ちなみに33をマスターナンバーとして取り入れているメルボルン数秘アドバイザーKUMIさんによると、33には次のような意味があるそうです。
自由、独特、楽観的、自身の中の大人と子供の共存、スピリチュアルな表現、宇宙人的、変わった視点、卓越した才能、敏感、繊細,感性豊か、影響力、宇宙規模の愛、自分がよく分からない
33という数字は〈3が2倍になった〉とみることが出来るため、3という数字の意味がより強調された状態とみることが出来ます。そして6という数字の意味には愛、美、調和などといった意味があります。
それでは次にこれらの数字をオーラソーマのボトルに置き換えてみましょう。
【B033 ドルフィンボトル/目的のある平和】
創造的であることに喜びを見出す、穏やかで平和な魂の持ち主。個性的で自由や芸術を好み、直感力にも優れている。ひとりでいることを好む傾向がある為、周囲の人から冷たい人だと思われたり、神秘的で秘密主義な人だと思われることも。
しかし内面はイルカのように無邪気で遊び心があり、インターネットテクノロジーを使ったグローバルなコミュニケーションも得意。
【B006 エナジーボトル】
自分の中にたくさんの愛と情熱を持つ、純粋でパワフルなエネルギーの人。また集中力や行動力があり、現実にその力を発揮する勇気も兼ね備えている。さらに競争を勝ち抜いたり、外交や交渉ごとも得意。
家族や仲間などとの連帯感や絆、団結力を大事にするため、犠牲的な愛を惜しまないこともあるが、一方で自分と物事を同一化しないように超然とした態度も出来る。
オーラソーマのボトルの色で見ると、双方の色のイメージはかなり違いますね。これら2つのボトルを併せて読み解いていくと、松下さんという人物はとてもエネルギッシュで実行力や統率力がありながらも強さを全面的に出しているようなリーダーではなく、実は子供のように茶目っ気があって、自由な発想やクリエイティブな事が得意な穏やかで平和な心の持ち主とみることが出来ます。この性質を如実に表しているエピソードとして次のような話が挙げられています。
一般の人に混ざって、その会社の経営者が入場待ちの列に並んでいるのを発見した時は、社員はもちろん、列に並んでいた人たちもさぞかしびっくりしたことでしょう。まるでTV時代劇の「水戸黄門」で、徳川光圀が御隠居姿で日本全国を行脚した様子に似ていますね。そして自分は会社のトップだからと部下に指示を出すだけではなく、自らお客様と同じ立場になって実際に体験することでそこからさまざまな気づきを得て、自由で独創的な発想をし、それを現実として形にしていくところが色のメッセージと重なっていると感じました。
またブログの冒頭部分に書きましたが、松下さんは電機産業界のみならず『人類のより良き未来のために、英知の結集を』という願いのもとに「繁栄によって平和と幸福を(Peace and Happiness through Prosperity)」というその頭文字を取ったPHP研究所を創設しましたが、これはまさにレッドの愛とブルーの平和を体現していると言えます。私もはるか昔、コンビニでPHP出版の雑誌を見かけて何度か買ったことがありますが、まさかパナソニックの松下さんと関係があるとは夢にも思いませんでした。この記事を書くにあたって検索をして初めてこの事実を知った次第です。
次回の後編では松下さんの名前から導き出したソウル・ナンバー、パーソナリティー・ナンバー、ディスティニー・ナンバーの3つから、彼の魂が本当に求めていることと外側に見せている人格、また生涯を通して目指すと決めて来た使命や役割などを見ていきます。
どうぞお楽しみに~~~♪
Love & Light ,