『数秘術で知るリーダーのUTSUWA』vol.2 本田宗一郎氏 <後編>

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SECRET GARDEN-シークレットガーデン- 
by Florecer

『数秘術で知るリーダーのUTSUWA』というタイトルで、各分野のリーダーとして有名な方々の人物像をオーラソーマ数秘術の視点からひも解いていくシリーズです。タイトルにある〈UTSUWA〉とは「あの人は器が大きい」という時に使う器を指していますが、今回はその大小ではなく、その人それぞれが持つ器のさまざまな形や深さ、その材質や色などの【個性】に注目したいという理由から〈UTSUWA〉という表記にしました。

今回は前回に引き続き、本田技研工業株式会社を創業した故.本田宗一郎氏の後編をお届けします。まだ前編をお読みでない方は先にそちらをご覧下さい。また各数字の出し方については数秘術を使って自分を知る①~基本となる数字の出し方~を参照下さい。

子供のようなエネルギーに溢れたリーダー。

前編では本田さんの生年月日からライフ・パス・ナンバーを導き出し、彼が持つ資質や才能、その能力を見ましたが、後編となる今回は本田宗一郎という名前から導き出したソウル・ナンバー、パーソナリティー・ナンバー、ディスティニー・ナンバーについて、順番に見ていきたいと思います。それぞれの数字はすでに前編で算出していますので、ここでは各項目の数字とそれに対応するオーラソーマボトルを出して説明します。

①母音からの数字(ソウル・ナンバー)=内なる数。魂の本質。
 6+1+6+9+9+6=37
 37→3+7=10 →1+0=1
 
本田さんのソウル・ナンバーは1になります。1の数字の意味は次の通りです。

【1】
主体的、独立独歩、自己主張が強い、男性的、決断力がある、リーダー気質、力強い、開拓者、行動力がある、個人主義、独創的、支配的、好戦的、負けず嫌い、自信家

本田さんは本質的に自らの手で道を切り拓いていくリーダーであることがわかりましたが、次にここで導き出された数字をオーラソーマのボトルに変換してみていきましょう。1だけでなく、その背後にある1037のボトルも参考にします。

【B001 フィジカルレスキュー】

いつも心穏やかで誠実な、争いごとを好まない平和主義者。またコミュニケーション能力が高く、周囲の人に安心感を与え、信頼される人。常に自分自身の力を信頼すると同時に、大いなる存在の采配や導きに委ねながら自分のブループリント(魂が決めてきた青写真)を生きることで、数多くの潜在的能力を生かすことが出来るようになり、それが結果的に現実世界に平和をもたらすことに繋がる。

【B010 行って木を抱きしめなさい】

自分を大きく見せようとしたり、自分以外の何者かになろうと思うことがない、常に自然体でいる人。自分の心の欲求に忠実で、自分の中にある感覚を信頼して自分の道を進む。その時々の置かれている状況を俯瞰的な立場から観ることが出来るため、自由で柔軟な発想が可能になる。心に余裕がなくなって来た時は自然の中に出かけたり、森林浴をすることがリフレッシュとなり、本来の自分を取り戻すことが出来る。

【B037 地上に降りた守護天使】

『世の中を幸せで豊かな世界にしたい』といった奉仕精神が強く、愛と平和をモットーに掲げてエネルギッシュに行動するものの、かと言ってそれを強く押し出すのではなく、常に謙虚な姿勢で社会貢献を行っていくバランスの取れた人。
基本的に穏やかな人柄なので他者に対して安心感を与えることが出来、さらにコミュニケーション能力も高い人なので、人材育成をする能力もある。また自分の直感力を信頼し、それを行動に移す勇気を兼ね備えた、変化変容をいとわない霊性の高い人。

本田さんの魂の本質は『いつでも、どこでも、誰とでも、自然体。』で誠実で穏やかな性格の人だと言えるでしょう。たとえ同じ1というソウル・ナンバーを持っていても、その背後にある数字で印象が異なってきます。1の直後は必ず10なのでそこまではみな同じ性質になりますが、さらに背後にある数字のボトルカラーをみていくことで、それぞれの個性が出てきます。
ちなみに本田さんの場合は37なので【B037 地上に降りた守護天使】というボトルになりますが、全体的に青みを帯びているので彼は本質的に落ち着きがあり、安心感と癒しを与えるリーダーであることがわかります。
それでは次に本田さんが周囲の人に与えている印象をみてみましょう。 

②子音からの数字(パーソナリティー・ナンバー)=外なる数。他者から見た自分。
 8+5+4+1+3+8+9=38
 38→3+8=11  → 1+1=2

本田さんのパーソナリティー・ナンバーは11です。この11はマスター・ナンバーと呼ばれる数字なので最優先されますが、1ケタである数字の2と、11の背後にある38も合わせて見ていきましょう。また当サイトでのマスター・ナンバーの解釈については松下幸之助氏〈前編〉の中に記述がありますので、そちらをご参照下さい。
11という数字には次のような意味があります。  

【11】
鋭い直感力、感受性が強い、理想主義、使命感が強い、ロマンチスト、卓越した才能、偽りを見抜く、スピリチュアルな力、人と人とをつなぐ、天と地を繋ぐメッセンジャー、天然、複雑

【B011 エッセネボトルⅠ/チェイン・オブ・フラワー】

たくさんの愛や思いやり、優しさを持っており、ありのままの自分を受け入れることによって、その輝きを周囲の人々へと放っていく人。理想を追い求め、完璧主義的な部分もあるため、つい自分自身にダメ出しをしてしまうことも。 
裏表がなく、純粋かつ素直な人ではあるものの、その優しさに甘んじてばかりいると時として激しい感情を表すことがあります。人生を歩む道のりでは困難さを感じることが多くあるかも知れませんが、その経験がこの人の優しさや強さを育んでいます。

【B002 ピースボトル】

自分自身を信頼し、かついかなる状況になったとしても、すべては大いなる存在の采配によって最高最善がもたらされると信じている。心穏やかで誠実な、平和を愛する人。自分を信頼することと同じくらい、相手を信頼することが出来るため、円滑なコミュニケーションを図って平和的な解決を引き出すことが出来る。
またさまざまな人や状況を受容する能力が高く、慈悲深い人柄であるため、他者からの信頼を得ることが出来る人。

マスターナンバーの11は数字の1が2倍になり、その意味が強調されることを表していますが【B011】のボトルの色をみるとわかる通り、本田さんは明るく元気で少年のような愛らしい雰囲気を醸し出している人だということがわかります。田原総一朗さんが取材で本田さんに初めて会った時〈アロハシャツにジーンズ〉といういでたちで現れたという話も彼の天真爛漫さがよくわかるエピソードですが、それ以外にも1981年、74歳の時に今までの功績を讃えて勲一等瑞宝章を授与されることになった時『技術者の正装は作業着だー!』と皇居で行われる親授式に作業着で出席しようとしたという話があります。(^^;)
まぁ、彼が自分の仕事と作業着姿に誇りを持っていたことは理解出来ますが、周囲の人たちは彼を説得して無事に燕尾服を着てもらうまで、気が気ではなかったでしょうね。

【B038 吟遊詩人Ⅱ/ 識別力】

精神性が高くて奉仕精神がある為、社会貢献活動に意欲的に取り組む人。
常に広い視点を持ち、自分の信念や信条に従って意志を貫く強さがあるものの、内なる男性性と女性性のバランスが取れているため、謙虚さと繊細さも併せ持っている。
いつも自然体で自由な雰囲気をまとっており、かつ穏やかで心が広い寛大な性格な人であるため、周囲の人々に癒しを与える存在でもある。

さらに背後にある38のボトルを見ていくと【自分の信念や信条に従って意志を貫く強さ】という部分が、彼の仕事に対する姿勢とリンクしているのがわかります。また本田さんがまだ自動車修理をしていた頃に『自転車に補助動力を取り付けたら、きっと喜ばれるだろう。』と考えて、大衆に手の届く価格の補助動力付き自転車、通称『バタバタ』を開発したことからも、自らが得意とする技術の分野で世の中の人々の役に立ちたいという思いがあったことが伺えますが、それはこのボトルの上層にあるバイオレットが深く関わっています。

③総数(①+②)からの数字(ディスティニー・ナンバー)=運命数。使命。
 37+38=75 → 7+5=12 →1+2=3

本田さんのディスティニー・ナンバーは3になります。数字の3には次のような意味があります。 

【3】
自己表現力、創造性豊か、生み出す力がある、アイデア豊富、好奇心旺盛、社交的、明るい、ユーモアがある、子供っぽい、話し好き、気分屋、楽観的、快楽主義、ピュア、破壊と創造

3の数字の意味だけを見ても、すでに本田さんの要素が盛りだくさんな感じがします。
好奇心旺盛な本田さんは初めて見た自動車に興味を引かれたのち、15歳で単身東京へ行き、自動車修理会社のアート商会で住み込みとして働き始めましたが、この時から持ち前の創造力を生かして消防車に強力な放水ポンプを取り付けたり、バスの乗客数を増やす改装を施したりするほか、今では当たり前になっているリフト式修理台も発明しています。彼が自らのアイデア(思考)をカタチ(物質)として生み出す力は、まさしく3の性質を表しています。
では次にこれをオーラソーマのボトルの観点から見ていきましょう。

【B003 ハートボトル/アトランティアン】

全体的に落ち着きがあり、争いごとを好まない穏やかな人。
コミュニケーション能力が高く、常に自然体で寛容的な雰囲気を漂わしているため、周囲の人たちとの調和を図るのが得意なタイプ。自分の心の欲求や直感に従って真実を追い求めることが人生の目的であることを理解しているので、自分の得意な分野で創造力を発揮し、従来の枠を超えた活躍が出来る人。またパノラマ的な広い視点で物事を捉えることが出来るため、人やモノを育成する能力がある。

【B003】は自分の心が信じている道に従い、また自分を信頼して人生を歩んでいくことを表すボトルです。
多くの人は常に思考を働かせて生きていますが、思考と感情のバランスを取ることは私たちが幸せな人生を歩んでいくためにとても重要です。ですから時には思考のおしゃべりを止めて、自分の心の声をジャッジせず、素直に耳を傾けることが大切になります。このボトルを総数に持つ本田さんはその両方のバランスが取れており、なおかつユーモア精神にあふれたコミュニケーション能力の優れた人だということがわかります。
さらに3の背後にある1275のボトルも合わせて見てみましょう。

【B012 新しい時代の平和】

自分の感覚を信頼し、自らが理想とする目標に向かって突き進んでいく人。
裏表がなく、単刀直入でハッキリとした物言いをするので、気性の激しい人と誤解されることもありますが、基本的には穏やかな性質で、一人コツコツと作業することが好きなタイプ。また上昇志向が強く、自分にも他人にも完璧であることを求めるがゆえ何かと苦労や困難が絶えません。しかし当の本人は自分が何をすべきなのかを理解しているので、天真爛漫かつ無邪気に人生を歩みます。

【B012】の上層にあるクリアーの色には『苦しみと苦しみの理解』という意味があります。これはその人が人生で経験してきた数多くの困難な出来事は、その人の魂の成長のためには必要な出来事であったと理解する事を表しています。さらにその経験は自分のためだけではなく、同時に他の人の道しるべとして役立てるための経験であったことを表します。本田さんの場合は彼が試行錯誤しながら開発してきた技術と経験値は、後進のための助言として生かせるものであり、広くは世界の発展のために貢献出来る重要な経験であったことを表していると言えます。
また下層のブルーは滋養や育むという意味があるのですが、彼が従業員たちに対して厳しくも大きくて深い愛情を持つ〈頑固じじぃ〉のような態度を示しながらも、従業員たちには『オヤジさん』と慕われていたことを見ても、双方の間ではコミュニケーションが取れていて信頼関係が築かれていたことがわかります。

【B075 流れとともに行く】

自由と平和、そしてみんなが平等であることを愛する、深い思いやりのある人。
小さなことによく気がつき、適切かつ的確な行動を取ることが出来るため、人をケアする能力が高い。常に『自分とは何なのか?』『自分には何が出来るのか?』と繰り返し自問自答することを通して、その個性を発揮することが出来る。また知的でユーモアのセンスがあり、コミュニケーション能力も高いタイプなので、周囲の人々を明るく元気にする癒しのパワーを持っている。

前述の【B003】のボトルをシェイクすると【B075】の下層にあるターコイズ色になります。よって【B075 流れとともに行く】は【B003】に神聖な愛の色であるマゼンタが加わったボトルとみなすことが出来ます。
この上層にあるマゼンタには『ブループリントを生きる』というメッセージがあります。これをわかりやすく言い換えるならば『自分の信念にしたがって、行動する(生きる)』という表現になりますが、これは単にガムシャラに突き進むという意味だけではないことを示すのがこのボトルです。上層のマゼンタと共に下層のターコイズの質が発揮されるため、自然体で明るく楽しみながら物事に取り組んでいく様子がこのボトルの名前からもイメージできるのではないでしょうか。
本田さんの場合、このボトルの性質が色濃く表れているのは本田技研工業75年史の中の第1章第1節 創業と開拓の時代に書かれている以下の部分です。

1945年8月15日、終戦を迎えると、本田は会社を手放し、「人間休業」を宣言した。周囲からは働きもしないでぶらぶらしている生活に思われたが、実際には、これからの時代の変化を見極めるため、必死に模索を続けていた。製塩機・ロータリー織機の開発・試作をするなど、数々の逸話が伝わっている。夜になると友人を集めて、手に入れたアルコールで酒盛り。炒った麦と杉の葉を入れてウイスキーっぽくするのは、さち夫人の役目だった。

本田技研工業75年史 第1章経営、第1節 創業と開拓の時代より抜粋

時代の変化を見極めるための【人間休業】宣言、これこそが『流れとともに行く』という【B075】のボトルの本質を表しています。
その後、本田さんはほぼ1年後に人間休業期間を終えることとなり、エンジン動力の乗り物をビジネスとするアイデアを思いつきます。これがやがて自転車に補助動力を取り付けた『バタバタ』の開発に繋がるのでした。

この記事を書くにあたって本田さんのことを調べ始めると、彼に関連する人物として〈藤澤武夫〉という名前が早い段階から出てきました。しかし私はリーダーとなった人物たちに重きを置いていた為、彼に興味を抱くことはありませんでした。
しかしながら情報収集をしていくにつれ、外向的で明るいリーダーでありながらも持ち前の創造力を生かし、コツコツと技術や性能の向上に情熱を注ぐことを好む本田さんと、それとは対照的に文学や芸術を愛し、思索をめぐらせることを好む内向的要素が強い藤澤さんという異なる性質を持つ二人が出会うことになり、お互いに意気投合し、タッグを組むようになったことに段々と興味をそそられました。
そして互いの存在に信頼と尊敬の念を抱きつつ、それぞれが自分の能力を最大限に発揮しながら『相手は自分にとって最良のパートナーである』という共通意識を持っていたことに感銘を受けた私は、

『果たしてこの2人の間には、どのような関係性があるのだろう?』


という疑問がわき上がってきました。

例えば『野球』という競技であれば投手と捕手の関係性において、後者のことを〈女房役〉ということがありますが、それら2つをまとめて〈バッテリー〉という言い方をすることもあります。この2つの呼び名はどちらも【投手と捕手は2人で1つ】となって互いに協力し、支え合うことを指しています。ちなみに私はお互いが健全なパートナーシップを築くためには、自ら積極的にコミュニケーションを取りつつ相手の気持ちを思い遣ることもあれば、時には相手を信頼して距離を置くことが必要不可欠であると考えますが、これを読んで下さっているあなたはパートナーシップについてどのような考えをお持ちですか?

彼らの場合は本田さんが技術者として製品開発や製造に力を注ぎ、藤澤さんは会社の経営や運営面を担うことでお互いの能力を発揮することが出来た、優れたパートナーシップの一例であると言えるでしょう。
というわけで、次回は『数秘術で知るリーダーのUTSUWA』vol.2 故.本田宗一郎氏の〈番外編〉として、彼の名参謀役として知られる藤澤武夫氏を取り上げます。


お互いに大きく異なる個性だったために、周囲の人たちから不仲説を疑われながらも『唯一無二のパートナー』として偉業を成し遂げた彼ら。この2人をオーラソーマ数秘術という視点で紐解くと、どのような傾向が表れてくるのでしょうか。

『今まで自分一人で頑張ってきたものの、そろそろ自分の力だけでは限界を感じ始めている』
『自分の右腕となって働いてくれる人や、自分を支えてくれるパートナーを探している』

そんな人たちにとって
次回の内容は何らかの気づきが得られるかも知れません。

どうぞお楽しみに~♪♪♪

Love & Light ,

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