みなさま、こんにちは。
SECRET GARDEN-シークレットガーデン-
ハートの庭のLANDSCAPER-造園家-兼、
アルケミスト Etsukoです。
あまたあるブログの中からご縁を頂きまして
大変感謝しております(*^^*)
このブログは私のアタマやハートの中にある事柄を毎回自由気ままに綴っています。
今、あなたが抱えているお悩みや課題を解決するきっかけになれたらうれしいです♡
by Florecer
『数秘術で知るリーダーのUTSUWA』というタイトルで、各分野のリーダーとして有名な方々の人物像をオーラソーマ数秘術の視点からひも解いていくシリーズです。タイトルにある〈UTSUWA〉とは「あの人は器が大きい」という時に使う器を指していますが、今回はその大小ではなく、その人それぞれが持つ器のさまざまな形や深さ、その材質や色などの【個性】に注目したいという理由から〈UTSUWA〉という表記にしました。
今回は本田技研工業株式会社を創業した故.本田宗一郎氏の番外編として、彼の名参謀と呼ばれた故.藤澤武夫氏をオーラソーマ数秘術でひも解いていくとともに、本田さんと藤澤さんのパートナーシップがどのようなものだったのかを探っていきます。まだ本田宗一郎氏についての記事をお読みでない方は、先に前編と後編をご覧下さい。また各数字の出し方については数秘術を使って自分を知る①~基本となる数字の出し方~を参照下さい。

生年月日と名前から関連する数字を出す。
まず最初に藤澤武夫さんの生年月日と名前に関連するすべての数字を出してみましょう。
A. 生年月日から導き出した数字(ライフ・パス・ナンバー)=個人の資質・才能・能力
藤澤武夫さん 1910年11月10日生まれ
1+9+1+0+1+1+1+0=14
14→1+4=5
藤澤武夫さんのライフ・パス・ナンバーは5になります。
B. 名前から導き出した数字 ※赤文字は母音、青文字が子音です。
FU JI SA WA
63 19 11 51
TA KE O
21 25 6
①母音からの数字(ソウル・ナンバー)=内なる数。魂の本質。
3+9+1+1+1+5+6+=26
26→2+6=8
藤澤武夫さんのソウルナンバーは8になります。
②子音からの数字(パーソナリティー・ナンバー)=外なる数。他者から見た自分。
6+1+1+5+2+2=17
17→1+7=8
藤澤武夫さんのパーソナリティ・ナンバーは8になります。
③総数(①+②)からの数字(ディスティニー・ナンバー)=運命数。使命。
26+17=43 → 4+3=7
藤澤武夫さんのディスティニー・ナンバーは7になります。
ここで名前の数字を出す時に1つ注意しなければならない点があります。
名前をアルファベットに変換する時には、自分がいつも使用しているローマ字表記を優先して下さい。例えば【譲二】という名前の場合も(JYOUJI)ではなく、普段から(JYOJI)や(GEORGE)という表記を用いている場合などはそちらで計算し、数字を出して下さい。また婚姻などで改姓・改名した人は、生まれた時に名付けられた名前でみて下さい。

ボトルを比較することで見えてくるもの。
今回はこれまでの進め方と少し趣向を変えて、本田さんと藤澤さんの2人の特徴や違い、また共通点の有無などがわかるように、2人に関連するボトルを並べて考察してみたいと思います。
A. 生年月日から導き出した数字(ライフ・パス・ナンバー)=個人の資質・才能・能力
藤澤さんのライフ・パス・ナンバーは5です。そして数字の5には次のような意味があります。
【5】
変化変容、チャレンジャー、活発、多芸多才、好奇心旺盛、機知に富む、向上心がある、思考能力に長ける、コミュニケーション能力に秀でる、適応力が高い、思い切りがよい、発展的

【B005 サンライズ/サンセットボトル】
自分の中にある愛と情熱を、勇気ある行動と共に世の中に示していくことで幸福を感じる、献身的な人。物事を明晰に捉えることが出来、また自分の持っている知識を他人に教える力も備わっている。
持ち前の明るさと朗らかさでグループの中のリーダー的存在となる人で、絆や団結力というものを重んじているものの、決して堅苦しいタイプではなく、ユーモアのセンスを兼ね備えた魅力的な人。

【B008 アヌビス】
いつも自然体で自由な、オープンハートの持ち主。太陽のように明るく朗らかで、ユーモアに溢れた人。自分の直感を信頼し、自分の信じる道を突き進むことに喜びや幸せを感じている。また知的好奇心が高いので知識や技術、情報を得ることを好み、またそれを他者に教えるコミュニケーション能力もある。時には持ち前の上昇志向の強さから、常に不足感を感じてしまうことも。
俯瞰的な視点から物事を捉えることが出来る、バランスの取れた人。
藤澤さんの資質や才能、能力を表すボトルは【B005 サンライズ/サンセットボトル】になります。一方、本田さんのボトルは【B008 アヌビス】です。これら2つのボトルの共通点は上層の色がイエローで同じだということです。イエローは太陽のように明るく元気で朗らかでありながら、ユーモアや知的好奇心があることを示します。また上層の色は現実として見える(顕在化)部分を表しているため、パッと見には『2人は似た者同士』という印象を周囲の人たちに与えていると言えます。
しかしながら下層の色を見てみると藤澤さんは情熱を表すレッドで、本田さんは冷静さを表すブルーなので、その本質は正反対と言ってもいいでしょう。そんな2人が何故タッグを組むことになったのか?その理由は、
『こっちの持っていないものを、あっちが持っていたからだ』
と彼らは異口同音にそう答えたそうです。
共通の知人を介して出会った2人はたちまち意気投合すると『自らの可能性を賭けて大きな夢を実現したい』という同じ想いから強く結びついたのだと本田技研工業75年史の中に書かれています。
また2人のボトルに使われているイエロー、レッド、ブルーの3つの色は光の三原色といい、すべての色が均等な割合で重なることで無色透明(クリアー)で完璧な光線となります。これはまさに藤澤さんと本田さんの2人が揃ったことで彼らの純粋な想いが強烈なものとなり、まるで真夏の太陽のように強くてまぶしい輝きを放ったのだと言えるのではないでしょうか。

B.名前から導き出した数字
①母音からの数字(ソウル・ナンバー)=内なる数。魂の本質。
藤澤武夫さんのソウル・ナンバーは8です。数字の8には次のような意味があります。
【8】
力強い、管理能力がある、野望を秘める、循環させる力、精神的強さ、情に厚い、落ち着いている、父性的、物静か、プライドが高い、芯が強い、実行力がある、頑張り屋、具現化する、弱みを見せない、影の実力者

【B008 アヌビス】
いつも自然体で自由な、オープンハートの持ち主。太陽のように明るく朗らかで、ユーモアに溢れた人。自分の直感を信頼し、自分の信じる道を突き進むことに喜びや幸せを感じている。また知的好奇心が高いので知識や技術、情報を得ることを好み、またそれを他者に教えるコミュニケーション能力もある。時には持ち前の上昇志向の強さから、常に不足感を感じてしまうことも。
俯瞰的な視点から物事を捉えることが出来る、バランスの取れた人。

【B001 フィジカルレスキュー】
いつも心穏やかで誠実な、争いごとを好まない平和主義者。またコミュニケーション能力が高く、周囲の人に安心感を与え、信頼される人。常に自分自身の力を信頼すると同時に、大いなる存在の采配や導きに委ねながら自分のブループリント(魂が決めてきた青写真)を生きることで、数多くの潜在的能力を生かすことが出来るようになり、それが結果的に現実世界に平和をもたらすことに繋がる。
藤澤さんの魂の本質を表すボトルは【B008 アヌビス】ですが、このボトルはひとつ前のところで出てきた本田さんの個性や資質、能力を表すボトルと同じです。つまり、生年月日だけで2人の関係性をみた場合は、彼らの個性や能力が正反対であるかのように思えますが、藤澤さんの魂の本質は本田さんの個性や資質と同じであるということが出来ます。ですからゴルフなどの行動的な趣味の本田さんと、舞台や音楽鑑賞など芸術的なことを好む藤澤さんには不仲説が出ていたそうですが、決してそんなことはなく、お互いのことを『下落合(本田)』、『六本木(藤澤)』と呼び合うなど、良好な関係を築いていたことがここからもわかります。よって本田さんが会社経営のすべてを藤澤さんに委ね、自らは技術者として仕事に専念することが出来たのは、彼らがお互いに強く共鳴し合い、信頼しあっていたからこそ成立していたと言えるでしょう。
②子音からの数字(パーソナリティー・ナンバー)=外なる数。他者から見た自分。
藤澤武夫さんのパーソナリティ・ナンバーはソウル・ナンバーと同じ8でした。なので藤澤さんは自分の本質をそのまま表に出している人、つまり一人の時も周囲に人がいる時でも、その印象はまったく変わらない人だと言えます。

【B008 アヌビス】
いつも自然体で自由な、オープンハートの持ち主。太陽のように明るく朗らかで、ユーモアに溢れた人。自分の直感を信頼し、自分の信じる道を突き進むことに喜びや幸せを感じている。また知的好奇心が高いので知識や技術、情報を得ることを好み、またそれを他者に教えるコミュニケーション能力もある。時には持ち前の上昇志向の強さから、常に不足感を感じてしまうことも。
俯瞰的な視点から物事を捉えることが出来る、バランスの取れた人。

【B011 エッセネボトルⅠ/チェイン・オブ・フラワー】
たくさんの愛や思いやり、優しさを持っており、ありのままの自分を受け入れることによって、その輝きを周囲の人々へと放っていく人。理想を追い求め、完璧主義的な部分もあるため、つい自分自身にダメ出しをしてしまうことも。
裏表がなく、純粋かつ素直な人ではあるものの、その優しさに甘んじてばかりいると時として激しい感情を表すことがあります。人生を歩む道のりでは困難さを感じることが多くあるかも知れませんが、その経験がこの人の優しさや強さを育んでいます。
ここでもまた【B008 アヌビス】のボトルが出てきましたが、これは藤澤さんの大きな特徴です。このボトルには『心を羽根のように軽くする』というメッセージがありますが、藤澤さんは常に自分の内側にある感覚を信じ、まるでスキップするかのように軽やかに人生を進んでいく、自然体な人とみることが出来ます。一方で本田さんはいくつになっても少年のように純粋で可愛らしいところが魅力的な人だと言えます。周囲の人たちから見れば、自由人である藤澤さんと天真爛漫な本田さんは、一見似たような印象を与えていたかも知れません。
さらにそれぞれのボトルの下層の色を見ると、藤澤さんはブルーで本田さんはピンクです。ピンクはレッドにたくさんの光がもたらされた色なので、レッドとみなします。前述のライフ・パス・ナンバーのところでは藤澤さんのボトルの下層がレッドで、本田さんのボトルの下層はブルーでしたが、今回はそれが逆になっていることがわかります。ここでもお互いの質を補完し合っているとみることが出来るでしょう。ちなみに上層にあるクリアーはすべての色を含んだ色なので、イエローはそこに含まれています。
③総数(①+②)からの数字(ディスティニー・ナンバー)=運命数。使命。
藤澤武夫さんのディスティニー・ナンバーは7になります。数字の7には次のような意味があります。
【7】
直観力がある、孤高の人、洞察力・観察力・分析力が高い、探究心旺盛、本質を見抜く、既存を嫌う、内省的、神秘主義、冷静沈着、変わり者

【B007 ゲッセマネの園】
いつでもどこでも、誰といても自然体でユーモアにあふれ、周囲の人たちまで明るくしてしまう太陽のような人。物事を俯瞰してみることが出来ると同時に、自分の信じる道を突き進むための決断力や判断力があるが、願望達成のためには時として自ら困難な道を選ぶことがある。しかしながら、自分が歩んできたこれまでの経験を他者に教え伝えることで希望を抱かせる、教師としての才能を持つ人。

【B003 ハートボトル/アトランティアン】
全体的に落ち着きがあり、争いごとを好まない穏やかな人。
コミュニケーション能力が高く、常に自然体で寛容的な雰囲気を漂わしているため、周囲の人たちとの調和を図るのが得意なタイプ。自分の心の欲求や直感に従って真実を追い求めることが人生の目的であることを理解しているので、自分の得意な分野で創造力を発揮し、従来の枠を超えた活躍が出来る人。またパノラマ的な広い視点で物事を捉えることが出来るため、人やモノを育成する能力がある。
藤澤さんの使命や運命を表すボトルは【B007 ゲッセマネの園】です。このボトルをシェイクするとオリーブグリーンになりますが、このオリーブグリーンには『人生での苦みを甘味に変える』というメッセージがあります。それはオリーブの木が荒廃しやせた土地でも育てることが可能であり、たくさん付けた実はオイルを搾ることが出来るほか、苦い実もマリネ状にすることで美味しく食べられるようになることから、私たちが人生のさまざまな場面において遭遇した困難な出来事も希望を持って乗り越えていくことで、やがてその時の経験が役立つ日が来ることを表します。このことは藤澤さんが歩んできた人生について書かれた以下の記述からも伺えます。
本田とタッグを組むことになる藤澤武夫は、東京小石川に1910年に生まれた。就職したのは23歳の時である。勤務先は日本橋の鉄鋼材販売店三ツ輪商会、鉄鋼材を工場に売り込むセールスマンだった。文学を愛し、思索を巡らせる性格で、人付き合いは苦手と見られていたが、商売をするうち隠れていた才能が開花し、売り上げ成績でトップになる。得意先には誠心誠意で接し、納品期日が遅れそうなときは言い訳をせず、正直に理由を述べてわびた。これがかえって藤澤への信頼を高めた。わびと同時に解決策を提案した。一方、値動きの激しい鉄鋼材を扱うには、投機的な才覚も必要だった。競争の激しいこの仕事での9年に及ぶ経験で、藤澤はそれを身に付けた。
オーナーに召集令状が来た時には、店の切り盛りを任されるまでになる。しかしこの時、藤澤は、仲介ビジネスに満足することなく、メーカーを目指した。1939年、店の番頭を続けながら、切削工具を製作する日本機工研究所を立ち上げる。メーカーを起業した経験は、戦後生かされることになる。本田技研工業75年史 第1章経営 第1節 創業と開拓の時代 ーシャイな青年は商才に目覚めたー より引用
また2人のボトルの下層の色は共通のグリーンですが、下層の色は潜在的部分を表しているため、藤澤さんと本田さんは魂の深いところで共振共鳴をしていることがわかります。しかし藤澤さんのボトルのシェイクカラーはオリーブグリーンなので人生で困難な道を選ぶことがあることに対し、一方で本田さんのそれはターコイズなため、その質はかなり異なります。ちなみにターコイズには『自由を愛する魂』というメッセージや『イルカ』に象徴されるような高い知性を持ちながらも遊び心がある性質を表しています。それゆえ本田さんと藤澤さんの2人は目指す方向は同じであっても、それぞれの役割や取り組み方は違っていたことがわかると思います。
尊敬と信頼という固い絆で結ばれた2人。
さて、ここまで本田技研工業株式会社の創業者としてその技術面を支えてきた故.本田宗一郎氏と、その名参謀役として経営面を担ってきた故.藤澤武夫氏の2人についての関係性を、オーラソーマ数秘術でひも解いてきましたがいかがでしたか? 各ボトルの色のメッセージから2人が異なる個性を持ちながらも互いにシンパシーを感じ合い『餅は餅屋』という意識で互いのことを尊重し、支え合ってきたことが垣間見えたのではないでしょうか。
この章では数ある本田さんの名言の中から彼の人柄がわかる私の好きな名言3つと、藤澤さんが本田さんのことを心底大切に思っていたと感じられる2つの言葉をご紹介したいと思います。
~本田 宗一郎氏の名言 3選~
社長なんて偉くも何ともない。
課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない。
苦しい時もある、夜眠れぬ時もあるだろう。
どうしても壁がつき破れなくて、俺はダメな人間だと劣等感にさいなまれるかもしれない。
私自身、その繰り返しだった。
世間では、大人の言いなりになる子や、大人の考えの枠から飛躍しようとしない子が「いい子」であり、自分の意思を堂々と主張したり、個性的な考えや行動をする子を「悪い子」というレッテルをはりがちである。
けれども私は逆だ。世間でいう「悪い子」に期待している。
なぜならそういう子供こそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の「いい子」だからである。
~藤澤武夫氏の印象的な言葉 2選~
『ホンダの社長は技術畑出身であるべき。』
本田氏の想いと技術の両輪があってこそHONDAであり、技術なくしてはHONDAではないと藤澤氏が考えていたことを示している。
本田氏と藤澤氏の退任後にHONDAの2代目社長として就任した河島喜好氏も技術者出身である。
『いつも手を繋いで一緒にいるのを仲良しとは呼ばない。私達は離れていても、今のこの瞬間、相手が何を考え、どうするかが、手に取るように分かる。』
本田氏と藤澤氏は「不仲なのではないのか?」という憶測をされたそうだが、それに対して藤澤氏が放った言葉。
いつも互いを思いやり、尊重し、認め合い、双方がともに固い絆で結ばれているとの確信があるからこそ出た言葉でしょう。

最後にひとこと。
この番外編の最後に、決して他人には計り知ることのできない、本田さんと藤澤さんの強い絆がわかるエピソードを2つご紹介して、この第2弾を締めくくりたいと思います。
1973年の3月、藤澤は「おれは今季限りで辞めるよ。本田社長に、そう伝えてくれ」と総務担当役員の西田に命じた。それを受けて本田は、「おれは藤澤武夫あっての社長だ。副社長が辞めるなら、おれも一緒。辞めるよ」と告げたという。その後、退任が決まった後のある会合で藤澤は本田と顔を合わせた。当時の様子を藤澤は、こう触れている。
ここへ来いよ、と(本田さんに)目で知らされたので、一緒に連れ立った。「まあまあだな」と言われた。「そう、まあまあさ」と答えた。「幸せだったな」と言われた。「本当に幸せでした。心からお礼を言います」と藤澤が応えると、「俺も礼を言うよ、良い人生だったな」と本田が言い、引退の話は終わった。
ホンダ創立から25年、二人が邂逅した戦後の夏の日から、24年がたっていた。本田技研工業75年史 第1章経営 第1節 創業と開拓の時代 ー集団指導体制へ。万物流転の法則に抗する。より引用
また藤澤氏の死後、1989年本田氏は日本人として初めてアメリカの自動車殿堂入りを果たすこととなりました。そしてアメリカでの授賞式を終えた本田さんは帰国したその足で藤澤邸へ向かい、藤澤氏の位牌に受賞したメダルを架けて、
これは俺がもらったんじゃねぇ。お前さんと二人でもらったんだ。
これは二人のものだ。
と語りかけたそうです。
きっと天国にいる藤澤さんも彼の言葉を聞いて、とても喜んでいたことでしょうね。
そして今回この記事を書くにあたって『自らの可能性をすべて賭け、大きな夢を実現したい』という高い志で結ばれた彼らの話を知るにつれて私の心は感動に震え、目頭が熱くなることも度々ありました。
まるで正反対な個性を持つことでお互いに理解し合うことが難しそうに思われた2人が『自分にはない良さ』を相手の中に見出し、それを認め合っていたという事実は大変興味深いものでした。また彼らが個々の特質を生かしながら互いに支え合う〈相互依存〉の関係性を構築していたことは、今を生きる私たちにもとても参考になる話ではないでしょうか。なぜなら人間は基本的に自分と他人(私以外)を比較し区別することで『私』という人間の存在意義やその価値を判断してしまう生き物だからです。
しかし、今回取り上げた本田さんと藤澤さんは自らのプライドを保ちながらも相手の優れている部分は素直に認め、相手に協力を求めるという謙虚な振る舞いは、誰しもが見習うべき部分だと感じました。さらに私たちがパートナーシップを組む際においては『お互いに真摯かつ誠実に向き合い、常に相手に対する思いやりを持つことが重要である』と教えてくれた気がしますが、あなたはどのように感じたでしょうか。
さて、次回の『数秘術で知るリーダーのUTSUWA』シリーズ第3弾は、本田氏と親交の深かったSONY株式会社の創業者、故.井深大氏を取り上げる予定です。
最初に立てていた予定では井深氏を取り上げる計画は未だありませんでしたが、本田さんのことを調べていくと彼の名前が出てきたので、気になったというわけです。またこの井深氏にも盛田昭夫氏という素晴らしいパートナーがいたようですので、あわせて彼のことも探究します。
SONYを立ち上げたお2人は、どのようなパートナーシップを組んでいたのでしょうか?
どうぞお楽しみに~♪♪♪
Love & Light ,
